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花束は逆さまに持ち歩いた方が長持ちするの?

このページは日々のお客様とのやりとりの中でよくある質問をまとめ、解決するコラムを目指して参ります。

花にまつわる文化や歴史、花贈りの疑問点をひもといていこうと考えております。

花を運ぶ時は逆さまにしない。

以前は切花を持ち歩く際は、エチレンガス(花の開花を促進する成長ホルモンの一種)がこもるから、花の先まで水が回るから、などの理由で花を逆さまにして持ち運ぶような習慣?がありました。現在でも時々切花や花束を逆さまにして持ち歩く姿を見かけます。

本来は上向きに咲いてる花が下に向けられるということは、花にとって非常に大きなストレスがかかることは間違いありません。雨や風、夏の直射日光を避けるためであれば一時的に下に向けることに何ら問題はありませんが、運搬目的で花を下に向けるというのはやはりおすすめできるようなことではないと考えます。

ギフト用花束の場合

花屋でギフト用としてラッピングされた花束を購入した際には、ちゃんと茎の切口から保水できるような工夫がしてありますので、逆さまにするとせっかくの水や保水用のゼリーが滴り落ちてくることも考えられます。大切なお洋服を汚すこともあります。当店では花束を持ち歩く際は花の頭を下げないようにとお願いしています。むしろ男性なら大きな花束を肩に担ぐくらいの豪快さがあってもいいような気がします。

市場へ出荷される時の花の輸送方法は?

切花の流通には容器に収める茎の向きにより、横流通と縦流通があります。

【横流通】

収穫した切花を段ボールなどに横に寝かせた状態で梱包して流通する方法。

【縦流通】

収穫した切花を容器に立てた状態で梱包して流通する方法。

さらに乾式と湿式の2つに分けられます。

・乾式流通

収穫した切花を水あげ処理後に梱包して輸送。小売店で再度水あげ処理をするまで植物の切り口は乾いた状態。

・湿式流通

切花を水につける、または吸水性のある素材を用い水分を補給する状態で産地から小売店まで輸送。

花き市場に送られてくる花も近年は縦箱が増えています。まだまだ横・乾式流通が一般的ではありますが、鮮度保持の面から縦・湿式流通が注目されているのは確かです。ちなみに切花を逆さまにして出荷、輸送しているのは見たことがありません。鮮度を落とさないようになるべく自然なままの状態で花にストレスを与えない運搬方法を考えれば、当然花は上向きにして、育った環境に近い方法で運ぶのがベストではないかと考えられます。

花屋は市場から切花を持ち帰った後に必ず「水あげ」という処理をします。輸送中のくたびれた花に水を行き届かせ、花のもちを左右する大事な作業です。ものによっては少々手荒い方法も使います。

ご自宅に持ち帰った後、花に元気がないなと思ったらこの「水あげ」をぜひ試してみてください。

フォークの背中にライスをのせる。

フォークの背中にライスをのせるのは間違ったテーブルマナーだ、とか、いやあれはあれでイギリス式で正しいのだ、とか。テーブルマナーの正式なことはわかりませんが、私たちが教わって習慣的にやってることがいつも正しいことばかりではなさそうです。日々アンテナを張って多方面から物事を捉える準備はしておきたいものです。