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「おはぎ」と「ぼたもち」の違いは?

このページは日々のお客様とのやりとりの中でよくある質問をまとめ、解決するコラムを目指して参ります。

花にまつわる文化や歴史、花贈りの疑問点など、花屋でありながら知らないこと、うんちく話をひもといていこうと考えております。

そもそもお彼岸とは?

お彼岸はお墓参り、そして「おはぎの日」でもあります。おはぎを食べてご先祖さまを供養するのであながち間違ってはいませんが、そもそもお彼岸とはなんでしょうか?

春のお彼岸…春分の日の祝日を中心に前後3日の計7日間。

秋のお彼岸…秋分の日の祝日を中心に前後3日の計7日間。

今年は秋分の日が9月22日ですので、9月19日~25日までの7日間が秋のお彼岸となっています。

春分の日と秋分の日は、太陽がほぼ真東から昇り真西へと沈む日にあたるので、昼と夜との長さはほぼ同じになります。とはいっても多少のズレが発生するためこの二つの休日は固定日ではありません。

仏教では太陽が昇る東の世界を「今の私達が住む世界」、太陽が沈む西の世界を「亡くなった故人が住む世界」という概念があり、昼と夜との長さが同じ12時間ある日は故人との繋がりが一番強くなると考えられていることから、お墓参りをしたりお仏壇に御供えをするといった理由になっています。亡くなった方への気持ちが一番届く日、それが春分の日や秋分の日なのです。

彼岸花(ヒガンバナ)

秋のお彼岸に合わせて咲く彼岸花、その開花時期は7日から10日と短く時期もお彼岸に合わせて咲くことからその名がついたとされています。田んぼのあぜ道や墓地の回りに多く咲いているのを見かけますが、その理由をご存じでしょうか? 実は彼岸花には根っこを中心に「毒」があります。そのためネズミやモグラが田んぼを荒らすのを避けるため、昔の土葬の時にはお墓を掘り起こされないようにするためや虫除けとして植えられていたからなんです。


見る人によっては不気味な印象を持つ彼岸花には異名もたくさんあり「地獄花」「幽霊花」などとも呼ばれることがあります。しかし反対にその開花する時期や期間が短いことから「神秘的」「幻想的」だと言う意見も多く見られます。大分県では竹田市の七ツ森古墳が彼岸花の鑑賞地として有名です。花屋ではヒガンバナ類を総称して「リコリス」と呼んでます。赤だけでなく白やピンク、黄色などたくさんの品種が存在しています。

おっかぁ、おら、あんころもち がくいてぇだぁ…。

こしあん、つぶあん、ではないんです。

 

ぼたもち… 牡丹餅、牡丹の季節、春、春分の日に食べる。

 

おはぎ… 萩(はぎ)の花の季節、秋、秋分の日に食べる。※萩は秋の七草

 

ただし地域によってはつぶあんを用いたものを「おはぎ」、こしあんを用いたものを「ぼたもち」と呼んでいるところもあります。それは小豆(あずき)の収穫する季節や保存方法によって、潰さずにあんこにした方がいい場合とそうでない場合とがあるためで、「おはぎ」や「ぼたもち」の直接の名前の由来にはなっていません。

大分県の私の実家では、あんこではなく、きな粉がかかったものも「おはぎ」と呼んで実際に食べていました。表題のセリフはその時に使います。

お彼岸には季節の花から名前を付けた「ぼたもち」や「おはぎ」で故人を偲ぶ。これもまた素敵な花贈りなのであります。